ホメオパスプロフィール


岡部豊美

岡部豊美 Toyomi Okabe

1959年夏生まれ。獅子座。A型。亥。

ハンドル名; 猫ホメオパス代官山



ヒストリー


英国ホメオパシー医学協会 (HMA) 認定ホメオパス NO.1150

2004年5月〜 

  • 2004年3月 ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー (RAH) 5期生卒業
  • 2004年5月 英国ホメオパシー医学協会 (HMA) ホメオパス認定試験合格


日本ホメオパシーセンター渋谷代官山センター長

2004年6月〜

  • 2004年6月 日本ホメオパシー医学協会 (JPHMA) 認定ホメオパス NO.118 日本ホメオパシー医学協会 (JPHMA) 認定


猫と飼い主のためのホメオパシー代官山を主宰

2004年6月〜 

  • ずっと愛猫家。前世は猫だったような。自称、猫の化身。5歳時から猫と暮らす。
  • 2001年3月〜 5匹の親子猫と同居し、まかない係をおおせつかい、せっせと生肉と格闘。以来、手作り生肉キャットフード愛好家でもある。
  • 2016年夏現在、猫飼い主歴52年、手作り生肉キャットフード愛好家歴15年、猫ホメオパス歴12年。


インドのホメオパス ラジャン・サンカラン氏に師事

2006年春~ 

  • 2006年5月 サンカラン氏のビデオセミナー 横浜5日間履修。
  • 2007年5月 サンカラン氏のスカイプセミナー 東京5日間履修。
  • 2007年7月 スペロ氏のライブセミナー 大阪2日間履修。
  • 2007年8月 ディーネッシュ・チャウハン氏のライブセミナー 大阪6日間履修。
  • 2008年1月 サンカラン氏のスカイプセミナー 東京3日間履修。
  • 2008年5月〜7月 シャチンドラ&バビーシャ夫妻のスカイプセミナー 横浜3日間履修。
  • 2008年8月 ジョナサン・ショア氏のライブセミナー 横浜3日間履修。
  • 2009年5月 サンカラン氏のビデオセミナー 横浜5日間履修。
  • 2009年8月 シャチンドラ&バビーシャ夫妻のライブセミナー 東京3日間履修。
  • 2009年10月 サンカラン氏のライブセミナー 横浜2日間 東京3日間 合計5日間履修。
  • 2010年3月〜2011年8月 サンカラン氏の水曜日オンラインセミナー50回を修了。
  • 2012年11月 サンカラン氏のライブセミナー 東京2日間履修


サンカラン氏のセンセーションメソッドを実践

2007年夏〜 


フランス料理研究家

1985年12月〜 

  • 1984年春 渡仏。料理留学。
  • 1985年9月 フランス、パリ7区、コルドン・ブルーのグラン・ディプロムを取得。
  • 1985年12月~ 代官山にて、フランス料理教室デリース・ドゥ・トトを主宰


パリ エッフェル塔




ホメオパシーとの出会いと再会

 ホメオパシーに出会ったのは、ず~と昔、1984年。フランス料理留学中、パリで暮らしていた頃です。

 フランスの薬局では、ちょっと風邪をひいても、気軽に風邪薬や解熱剤を買うことができません。風邪薬を購入するためには、ドクターに受診し、処方箋を書いてもらう必要があります。風邪薬の代わりにということで、薬剤師がホメオパシーのレメディーを紹介してくれたのが、ホメオパシーとの出会いでした。

 しかし、当時は、サプリメントのようなものを売りつけられているとしか、とらえられませんでした。「フランスでは薬が何も買えない。」とばかりに、日本から遊びに来る友人や家族に、日本の一般市販薬を運んでもらっていました。

 時が流れ、ずいぶんと長い間、ホメオパシーとの出会いは記憶のかなたにありました。

 自分は健康だと勘違いをしたまま、暮らしていました。病名がつくような病気をしなかったからです。

 でも、毎年、フランスへ旅行するたびに、現地でインフルエンザにさいなまれました。日本から持ち込んだ風邪薬では用を足さず、ドクターから処方してもらった強い薬もさほど作用せず、いつもベッドで横になってうなされること1週間。パリの空の下、せっかくのバカンスが台無しです。

 インフルエンザから少々たちなおったところで、いつもタイムオーバー。帰国しなければなりません。そして、帰国すると、いつもいつも、愛猫が体調をこわして待っていました。バカンス後の動物病院通いも恒例行事のようになってしまい、その都度、愛猫の病気は、薬で抑制されていきました。

 またまた時が流れ、慢性疲労症候群のような症状が出るようになってきました。疲れやすい、持続力がない、やる気が出ない、憂鬱な気分といった症状です。周囲やドクターには、「年齢のせいだ。」、あるいは、「なまけ病だ。」などと言われ、半分は納得しつつ、あきらめていたのです。

 愛猫の方は、いろいろな症状が出て、いろいろな病名が付き、より深刻な状態になっていきました。投薬治療や外科手術で完治したかと思えても、翌年には、もっと深刻な症状が出て、他の病名が付いていました。

 1999年夏、高度獣医療の著名な獣医師によって、愛猫は自己免疫疾患であると診断されました。生涯ステロイド投薬治療をしなければならないということになってしまったのです。愛猫の免疫は暴走していました。

 同じ夏、自分の体も最悪の状態になっていました。とにかく些細なことをしては疲れ、人並みに仕事をした後はベッドに倒れこんでいました。

 体と頭が疲れ果てていましたが、愛猫をステロイド漬けにしたくないという思いにかられ、あらゆる自然療法をあたってみました。サプリメント療法、アロマテラピー、クレイ療法、ハーブ療法、漢方、フラワーエッセンスなどなど。

 そして、やっとやっと、最後にたどり着いたのが、記憶のかなたのホメオパシーでした。

 ホメオパシージャパンのホームページを開いた瞬間が、ホメオパシーとの再会の時でした。忘れ去られていたホメオパシーとの出会いの記憶が戻ってきたのです。そして、「しまった!」という思いはぬぐいされませんでした。

 「ホメオパシーはいいわよ。病気が再発しにくくなるから」と、フランスの薬剤師が言っていたのを思い出しました。「症状は抑えてはいけない」と、ず~と昔からホメオパシーが語ってくれていたのです。

 さらに時が流れ、2004年初夏。脱化学薬品生活(?)もかたにつき、ホメオパシーによって心身共に健康を取り戻し、いつのまにか、そしてついに、ホメオパスになってしまいました。

 ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(現カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー)での勉強は、覚えることが多く、妙齢(?)の頭にとってはそれなりに大変でしたが、とても興味深く、かなり楽しんでやってきました。1年生、2年生、3年生と徐々に勉強の楽しさのピークに向かって行き、絶好調に達したのが、2004年初夏、英国の試験官によるホメオパス認定試験でした。

 試験が楽しいだなんて、これまでの人生の後にも先にもなく、このホメオパス認定試験だけです。短時間の口頭試験でしたが、試験官と多くのことを語り合うことができ、これまで勉強してきたことの確認もできて、これからホメオパスとしてやっていく自信と確信のようなものがみなぎってきた、忘れられない時間でした。

 フランスでホメオパシーに出会い、愛猫に自然と調和することを教えてもらい、ホメオパシーには自然治癒力を信じることを教えてもらいました。

 今、ホメオパシーは、穏やかで迅速に、そして半永久的にアプローチすることを確信しています。


パリのアパルトマン




ホメオパスになった理由

 「フランス料理の先生が、なぜ、ホメオパスになろうとしたの?」 ホメオパシーのクライアントさんからはもちろん、フランス料理教室の生徒さんにも、よくきかれる質問です。

 愛猫の過酷な闘病と自分自身の不調への疑問が、ホメオパシーを本格的に勉強しようとした大きなきっかけです。

 1999年、ホメオパシーを利用しはじめた頃は、国内にホメオパスはいるかいないか、よくわからない状況でした。愛猫の難病を解決するためには、自分がホメオパスにならざるを得ない、というような使命感を感じました。

 愛猫を難病にさせたのは、飼い主である私だと思いました。最高の高度獣医療をこの上無い最高の療法だと思い込み、通院や入院を嫌がる愛猫を次から次へと薬漬けにすることを選択したのは、飼い主の私です。飼い主の責任の大きさというものを思い知らされました。

 猫と暮らす者でなければ理解していただけないかもしれませんが、猫と飼い主というのは、母と子のような関係です。医原病を持つ子供の健康を取り戻すために、もはや、母である自分しかあてにならない、という気持ちにかられました。

 しかし、愛猫は、ホメオパシーの勉強を始める前に、突然、旅立ってしまいました。お別れは、ホメオパスになることを愛猫に約束した翌日にやってきたのです。

 世界が真っ白になりました。自暴自棄になり、すべてを放棄し、悲嘆にくれ、絶望の日々を送り始めました。自分の涙と泣き声で目を覚まし、食事をとることさえままならず、眠るか泣くか、廃人のように暮らす毎日が過ぎていきました。

 もう、ホメオパスになる目的は失われ、何もかも嫌になっていました。このままやせ衰えて、自然に餓死することを願いました。

 そんなある日、玄関前で猫の鳴き声がしました。私を呼ぶように、ずっとずっと鳴き続けます。愛猫が戻ってきたのかという錯覚にとらわれ、ふらふらの体で走り、ドアを大きく開いたのです。久しぶりの外の光が目にまぶしく、一瞬、たちくらみました。まだ子猫かと思えるような若猫がちょこんと玄関先に座っていました。

 その若猫は、「はじめまして。今日からここで暮らすわ。だから、おうちに入れてちょうだい。」と言わんばかりに、するりと自然に家の中に入ってきて、階段をかけあがり、かたづけられないでいた愛猫のトイレを慣れたしぐさで砂かけし、愛猫のベッドですやすやと眠り始めたのです。まるで、愛猫が別の猫の体を借りて、舞い戻ってきたかのようでした。

 呆然と若猫の行動をながめていた時間は、どのくらいだったかは覚えていません。でも、若猫は、神様からの贈り物であり、愛猫の魂のメッセンジャーでもあるのだと感じました。

 しかし、大きな失敗をしたばかりの私です。新猫を与えられた喜びと、失敗を繰り返すことへの恐怖が葛藤し、複雑な気持ちの中、新猫との暮らしが、突然、スタートしました。愛猫とお別れして3週間後のことでした。

 新猫は、普通の猫の2倍以上も食べました。まるで、私に食べろと言っているかのようです。しばらく忘れていた食べるという基本的なことを思い出し、新猫にさとされ、背中を押され、徐々に人並みの生活を取り戻し始めました。

 お彼岸も過ぎ、ある春めいた日、小さなミュウミュウというかわいらしい声が聞こえ、とても幸せな気分で目が覚めました。なんと、新猫が4匹の子猫を出産していたのです。何度も目をこすりました。夢ではありません。

 喜びと恐怖との葛藤などというものは瞬間に消え去り、愛猫との約束が頭の中でよみがえりました。約束は「ホメオパスになる」ことです。子猫達が誕生したその日、ホメオパシーの学校への入学申し込みをしました。愛猫とのお別れの日から、たった2ヶ月後のことでした。

 人生とは、楽しくもあり、おもしろくもあり、つらくもあり、苦しくもあります。苦楽を繰り返し、立ち直れないほど打ちのめされることもあります。

 試練とは学ぶためにあると言われています。試練と闘うのではなく、試練を乗り越えるための手助けをするのがホメオパシーではないかと思います。

 そして、人間は人間らしい、猫は猫らしい、その健やかな暮らしを取り戻すことを手伝う同種レメディーを選択することが、ホメオパスの肝心な仕事です。

 故愛猫との約束を守り、ホメオパスになりました。人と猫のために仕事ができることへの喜びを感じると同時に、その与えられた役割への責任をも感じています。

 同種レメディーの選択という試練と責任を乗り越えることができるようなホメオパスに成長するため、さらに学び、一生涯学び続け、ますますスキルアップしていくことも役目なのだと、強く感じています。





ホメオパスの仕事って?

 ホメオパスのメインの仕事は、あなたの同種のレメディーを選ぶことです。同種のレメディーとは、あなたの全体像に似ているレメディーです。

 ホメオパシーの創始者ハーネマンが書き残したオルガノンという本があります。ホメオパシーを実践するにあたってのルールやメソッドが書かれており、世界中のホメオパスにとっては、なくてはならないバイブルのような存在です。

 そのオルガノンの第1章冒頭には、「治療家の唯一の使命は、病人を治癒に導くことである。」と書かれています。私は、ホメオパスとしての仕事の前に、必ずこれを読み返し、心を洗い、身と心を引き締めています。

 ホメオパスって、あなたの話を1〜2時間ばかり聞き、ホメオパスの頭の中に入っているレメディーのデータから、天才的な直観力で同種のレメディーを選んでいる、と思っている方が多いのではないでしょうか? だとしたら、それは大きな誤解です。

 ホメオパスは、天才でも奇人でもなく、特に直観力が優れているわけでもない普通の凡人です。3,000種以上のレメディーのデータが頭の中に入っているはずもなく、そんな膨大なデータが入ってしまったら、とっくに頭が爆発しています。

 私が、まずクライアントさんにやっていただくことは、ホメオパシー質問表への記入です。それをじっくりと読みくだき、分析検討し、相談会で確認したり質問すべきことを洗い出す下準備をします。

 この相談会前の準備に、レパートリーという本を使います。レパートリーとは、レメディーのプルービング(実証)で出た心身症状を症状別に並べたものです。

 レパートリーの症状項目、例えば、「皮膚、痒い、皮がむけるまでかかざるを得ない」などという項目があり、約140個のレメディーが記されています。約140個のレメディーが、そのような症状を、プルービング中にプルーバー(被験者)が出したということです。そして、そのような症状を出している人に必要なレメディーであるということです。

 ホメオパスは、この症状項目をルーブリックと呼んでいます。

 質問表に記入されているあらゆる心身症状を評価し、ピックアップし、レパートリーで各症状にあてはまるルーブリックを探し出します。ルーブリックを探し出す作業をルーブリック化と言います。

 各ルーブリックとそのレメディーをノートし、並べ、分析検討します。この作業をレパートライズと言います。

 マテリアメディカという本も使います。マテリアメディカは、レメディーのプルービングで出た心身症状をレメディー別に書きつづったものです。例えば、ポースティーラというレメディーをひけば、ポースティーラから出た症状が詳細に書きつらねてあるというわけです。

 前述したように、システマティックに作業をこなし、レパートライズをし終えると、あなたのレメディーは、いくつかにしぼられてきます。そのいくつかのレメディーをマテリアメディカで読み、検証します。どれが、あなたの同種のレメディーであるかを見つける作業です。

 これで、あなたのだいたいの全体像とだいたいの同種のレメディーをつかんでおくという下準備が完了します。下準備には数時間、ケースによっては数日を要します。あくまでも、私個人の場合ですが。

 そして、いよいよ相談会。あなたにさまざまな質問をして、答えていただきます。これをケーステイキングと言います。

 お姿や表情を拝見したり、声を聞いたり、手振りを見させていただくことで、下準備の内容が却下される場合も多くあります。ご本人の生の姿、生の表情、生の声、生の行動は、多くのデータをホメオパスに供給するものなのです。

 あなたの問題は何なのか? あなたのバイタルフォースを抑制しているものは何なのか? ケーステイキングしながら、どんどんと明確にしていきます。実際にお話をしないとわからないことがほとんどです。

 相談会でも、レパートリーとマテリアメディカは、なくてはならないツールとなります。

 相談会中も、下準備の時と同じような作業が繰り返されます。

 レパートリー、マテリアメディカ、ケーステイキングの三本柱がそろい、いよいよ、あなたの同種のレメディーが選択されるというわけです。

 選択されたレメディーが、本当にあなたの同種のレメディーであるかを確認する質問をいくつかしていきます。そのレメディーがあなたの同種のレメディーであるとようやく確信した時、自信を持って、レメディーを決定します。

 実際は、ホメオパスの仕事は同種のレメディーを選択することだけでは終わりません。選択レメディーを服用しだし、ホメオパシーを開始したあなたの治癒の経過をサポートし、あなたが治癒するまでフォローアップしていくことも、大変重要な仕事です。

 ホメオパスの仕事は、あなたの問題が解決するまで続きます。

 多くのクライアントさんから、「どのぐらいの期間でよくなるのでしょうか?」と、しばしば質問されます。

 ホメオパシーは、その人にとって最短の期間で半永久的に治癒させる療法です。最短というのは、その人にとっての最短であって、人それぞれ異なります。

 ある人は、3年間続いた慢性的な下痢の問題をたった3ヶ月で解決しました。投薬治療の長い、うつ病の問題をかかえていたある人は、約3年かけて、その問題を解決しました。それぞれが、その人の最短の期間だったということです。

 ホメオパスは、あなたを、迅速で穏やかに半永久的に治癒させることを使命とし、仕事をしています。





ホメオパシー健康相談会って何するの?

 ホメオパシー健康相談会は、いわゆるカウンセリングとは異なります。むろん、ドクターの問診ともまったく違います。

 例えば、偏頭痛を問題としているクライアントさんに、
「偏頭痛が始まり出したのはいつですか? その頃、あなたは何をしていて、どのように感じていましたか? 何かありましたか?」とか、
「日常生活で、嫌だと感じる事柄は何ですか? 」とか、
「嫌な事態に遭遇した時、あなたの感情はどのようですか?」とか、
「泣くことはありますか? いつどこで、どのように泣きますか?」とか、
「嫌いな食べ物は何ですか?」などと、一見、その人の偏頭痛とは全然関係ないかのような変な質問を、次々としていきます。

 この変な質問は、その人の問題の原因をさぐるものなのです。

 問題の原因? 「原因はわかっている。それはストレスから来ていると思う。」とおっしゃるクライアントさんがたくさんいます。では、そのストレスの原因は何でしょう? 原因がなければ、ストレスは発生しないのです。

 ある人のストレスの原因は怒りであったり、別のある人のストレスの原因は悲しみであったりします。

 その怒りは、そして悲しみは、いつどこでどのように発生し、その怒りや悲しみは、表現されているのか抑制されているのか、どのように表現したのか、どのように抑制したのか、などを詳細にうかがっていかないと問題の原因にたどりつくことができません。

 問題の原因がつかめないと、その人が必要とする同種のレメディーを選択することができないのです。

 それで、ホメオパシー相談会では、次から次へと変な質問をしていくというわけです。決して好奇心からではありませんので、誤解なさらないでください。

 クライアントさんの中には、「嫌だと思う事は一つもないし、嫌いな食べ物もない。怒りも悲しみもない。すべてに満たされ、順風満帆な幸福な人生を送っている。ただ、この偏頭痛だけが問題なんだ。」というケースも稀にあります。

 しかし、この人の「すべてに満たされている」というところを、ホメオパスは注目し、症状ととらえ、さらに変な質問をしていきます。

 例えば、「偏頭痛が起きた前後、何がありましたか? 何かうれしいことはありませんでしたか? 」と質問します。

 すると、その人が「そうですね、そういえば、順調だった仕事がさらに飛躍して、当初の目標をずっと超えた成功をおさめました。大きな成功はとてもうれしく、興奮しました。うれしくてうれしくてたまりませんでした。その頃から偏頭痛が起こるようになったのですが。。。」と答えたとします。

 ここで、ホメオパスの頭の中には、「喜びで悪化」とか、「興奮からの疾患」という症状項目が浮かびます。そういう症状項目がレパートリーやマテリアメディカにあり、喜びの興奮から悪化するレメディーが実際にあるのです。

 ホメオパシー相談会は「変な質問をされる会」です。それは、「問題の原因をさぐる会」であり、その人の同種のレメディーを選択するための情報の提供と収集の会ということになります。

 ホメオパスは、クライアントさんがどんな人生を送っていたとしても、その人を批判したり、責めたり、忠告したりもしません。たとえ、その人が偏頭痛持ちの犯罪者だとしてもです。

 「実は犯罪を犯しました。誤って、人を車ではねてしまったのですが、思わず逃げてしまいました。いつか警察につかまるのではないかとびくびくしています。」などと打ち明けられたとしても、ホメオパスは与えられた情報を元に、その人の同種のレメディーを選ぶだけです。

 同種のレメディーを服用した後、犯罪者のその人は、おそらく、自首し、そして偏頭痛が治癒するでしょう。なぜなら、その人の問題の原因は、罪悪感であり、警察に捕まるのではないかという不安や恐怖だからです。

 ホメオパシー相談会は、クライアントさんにとっては「問題の原因をさぐるための情報を提供する会」、ホメオパスにとっては「問題の原因をさぐるための情報を収集する会」なのです。