ギーで栄養補給
飽和脂肪酸の摂取が不十分であると、「病気が治りにくい」ということがわかってきました。
飽和脂肪酸は、主に、動物性脂質である、バター、牛脂、ラードから摂取できます。
植物性脂質からは、ココナッツオイルから摂取可能です。
これらの中で、最も優秀な飽和脂肪酸が、バターです。積極的に、バターを食べましょう。
バターは、無塩バターを利用しましょう。
塩分が欲しい時は、厳選した自然塩を少々ふりかけて、食べましょう。
そのまま食べても、溶かしバターを溶き卵にたっぷりと混ぜてオムレツやスクランブルエッグにしたり。
フランス料理のステーキ用のバターソース、ソース・オランデーズ(オランダ風ソース)は、溶かしバターで作るマヨネーズのようなもの。
ちなみに、マヨネーズは、ソース・マヨネーズ。マジョルカ島風ソースという意味で、もちろん、フランス料理のソースです。
ギーについて
無塩バターを精製したものが、ギーと呼ばれています。
無塩バターを過熱して、乳清タンパク質と乳糖を取り除いたものです。
バターでアレルギー反応がおきてしまう人や、猫犬に与えるのにむいています。
ギーはインドの言葉です。インドでは、一般的な料理用油脂として、ギーが使われています。
インドの伝統医療アーユルベーダでは、治療用スキンクリームとして、皮膚にぬります。
ギーは、家で手作りできます。
「ギーの作り方」の動画を作成しましたので、参考にしてみてください。
ギーは市販もされています。国産品も輸入品もあります。
市販のギーを購入する際は、オーガニックで、無添加のものを選んで購入しましょう。
バターを食べる時の注意点
1. 糖質、特に、炭水化物(ゴハン、パン、麺類)の摂取を、できるかぎり避ける。
飽和脂肪酸と糖質の組み合わせは、猛毒と言えます。病気が治るどころか、病気の原因になりえます。
飽和脂肪酸とタンパク質(牛肉、豚肉、卵、魚)は大歓迎ですし、治癒の経過に一役をかってくれることでしょう。
とにかく、バターを食べる時は、糖質オフを心掛けることが重要です。
2. バターは、無塩バター、または、ギーを使用する。
有塩バターは、塩が多過ぎます。
世界的には、バターと言ったら、無塩バターがスタンダードです。
どうしても、一緒に塩味が欲しい場合は、別途、厳選した自然塩を利用して、適量の塩分摂取を心掛けましょう。
猫や犬への給餌
猫や犬にギーを給餌する時は、手作り生肉食に混ぜる、食後に皿に盛ってなめてもらう、湯煎で溶かしたものをスポイトで給餌する、など、いずれかを行ってください。
手作り生肉食を給餌している猫や犬への1日のギー摂取量は、体重1キロにつき、1〜3グラムが目安です。
例えば、我家の、何の症状も無く、健康な、体重4キロの猫には、1日4グラムのギーを与えています。夕食後に、湯煎で溶かしたギーをスポイトで給餌しています。
例えば、食欲旺盛なのに痩せていく、という症状があり、現代獣医療において甲状腺機能亢進と診断されている、我家の猫4キロには、1日8gのギーを給餌しています。食後に、お皿に盛ったギーを与えると、またたくまになめてしまいます。
人の摂取
人の無塩バターやギーなどの飽和脂肪酸の1日の摂取量の目安は、体重1キロにつき、1〜3グラムです。
例えば、体重50キロの人ならば、無塩バターまたはギーの摂取量は、1日につき、50〜150グラムということになります。
例えば、私自身は、脱糖質中毒をめざして、炭水化物オフ食を実践していますので、無塩バター、ギー、チーズ、牛脂などをひっくるめて、1日につき、約100グラムを摂取しています。
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