2022年10月5日更新

ホメオパシーって何?



1. ある症状を出すものがそのような症状を取り除く

 ホメオパシーは、日本語で同種療法、あるいは、類似療法と言います。「ある症状を出すものは、そのような症状を取り除く」という原理にもとづいた自然療法です。

 薬ではなく、レメディーと呼ばれる無毒無成分の砂糖玉のようなものを服用します。では、ある症状を出す物とは何でしょうか?

 例えば、コーヒー

 コーヒーは、起床時に目を覚ますために飲まれたりします。試験前や仕事の追い込みなど、おいそれと眠ってはいけない夜に、眠気覚ましにと飲む人もいるでしょう。それとは逆に、目がさえて眠れなくなるという理由で午後のコーヒーをひかえる人もいますね。

 コーヒーは「不眠の症状を出す物」です。

 ホメオパシーでは、「興奮で目がさえ、眠れない人」に、コーヒー豆から作られたレメディー、Coffea コフェアを服用してもらいます。「不眠の症状を出す物」であるコーヒーそのものは、不眠の症状を取り除いてはくれません。「不眠の症状を出す物」であるコーヒーの原物質、つまり、コーヒー豆から作られたレメディーを服用することにより、不眠の症状が取り除かれます。

 *注意; 不眠の症状のある人全員が、コフェアを服用するわけではありません。イライラしての不眠にはナックスボミカ、恐怖心による不眠にはアコナイトなど、同じ不眠の症状であっても、原因や状態によって、レメディーの選択が異なります。


コーヒー豆






2. ヨーロッパでのホメオパシー事情

 ホメオパシーは、日本では代替療法や民間療法の一つとされています。しかし、イギリスやフランスでは健康保険が適用され、医療の一つであるという認識が高い療法です。

 あなたの治癒に必要なホメオパシーのレメディーを選択する専門家を、ホメオパスと言います。イギリスにおいては、ホメオパスは国家が認定する有資格者です。

 イギリスでは、エリザベス女王達の主治医である英国王室御用達のドクターが、ホメオパスであることが有名です。英国王室のホメオパシーによる健康管理は、100年以上の歴史があり、ロンドンには王室が設立したホメオパシー総合病院があるほどです。日本で人気のあるイギリス人サッカー選手のベッカムも、ホメオパシー愛用者であることが知られています。

 スピリット・オブ・ホメオパシック・レメディーという本の著者である、フランスの有名ホメオパスドクター、ディディエ・グランジョルジュによれば、「フランスの医療全体の30%が、ホメオパシーである。」ということです。

 フランスの薬局では、ドクターの処方箋無しでは風邪薬さえ買うことができませんが、ホメオパシーのレメディーは気軽に購入できます。フランスの薬局のシンボルである緑十字の看板の下には、たいていホメオパシーという文字看板もついています。フランスでは、ホメオパシーのレメディーは、家庭の応急処置用常備薬として、ごく日常的なものであるようです。




3. ホメオパシーとアロパシー

 ホメオパシーを実践するホメオパス達は、現代医療に代表される療法のことをアロパシーと呼んでいます。アロパシーは、日本語で逆療法という意味です。「症状を抑制する」療法は、すべてアロパシーということになります。

 同種療法ホメオパシーは、「自分の力で自分を治す」療法ですので、逆療法アロパシーとは対極にあります。

 アロパシーのドクターは、症状を抑制するための薬を選びます。ホメオパシーのホメオパスは、自分で自分を治すことを手伝うレメディーを選択します。

 どんな療法でも、アロパシー的か、ホメオパシー的かのどちらかに分類されます。

 「抗」のつく薬などで症状を抑制したり、悪い部位を切り取ったりする療法は、たとえそれが自然療法であったととしても、アロパシーということになります。アロパシーは、症状を抑制することを目的とした療法です。
 
 ホメオパシーは、病気を治癒することを目的とした療法です。




4. ホメオパシーの歴史

 ホメオパシーは、約200年前、ドイツのドクター、ハーネマンによって体系化され、確立した療法です。

 ハーネマンは、当時の医療の過酷な治療にうんざりとしていました。主流だった血を抜く療法(しゃ血)や有毒な薬(水銀、砒素など)は、治療効果があまりないばかりか、その副作用がとても激しく、患者達をとても苦しませていたからです。

 ハーネマンは、治療が人を苦しめるものであってはならないと思い、当時の医療のあり方に幻滅していきました。医療を中断し、医学書の翻訳の仕事を始めたのです。

 最初に翻訳したのが、スコットランドのカレンという有名なドクターの薬効書でした。ハーネマンは、カレンのキナの皮についての記述に納得できませんでした。「キナの皮の苦味成分がマラリアに効く」と書かれていたからです。

 キナの皮は、当時、マラリアの特効薬とされていました。キナの皮よりもずっと強い苦味成分のあるものがあり、それらがマラリアに何の効果も無いことを、ハーネマンは実験をして知っていました。

 そして、ハーネマンは、マラリアの特効薬とされているキナの皮を服用してみました。すると、発熱し、悪寒がし、脱水症状がおき、マラリアと同じような症状があらわれました。しばらくすると、その症状は消えますが、再びキナの皮を服用すると症状があらわれるのです。

 この実験をヒントに、「健康な人に投与して、ある症状を起こさせるものは、その症状を取り去る」という「同種の法則」を発見しました。

 さらに、ハーネマンは、有毒物質であるキナの皮をつぶし、アルコールで薄め、叩くことを繰り返すことで、その毒性が失われ、心身の症状に深く作用することをも発見しました。

 この発見を「超微量の法則」と呼びます。

 ハーネマンは、次々に、キナの皮の時と同じような実験を、他の物質でも行い続けました。自分や家族、同僚に服用してもらい、どんな症状が起きるのかを詳細に観察し、記録していったのです。

 この実験を、Proving プルービングと言います。「実証」、実際に証明するという意味です。

 こうして、「同種の法則」と「超微量の法則」を根本原理とした療法が体系化され、ギリシャ語のHomoios (同種の意)とPatheia (病気の意)を組み合わせ、Homoeopathy ホメオパシーと名付けられました。

 その後、ハーネマンの新しい医学、ホメオパシーは次第に知られ始め、人々の評判を得たのです。

 しかし、ハーネマンは、ドイツの医師会にうとまれ、弾圧され、ドイツから追放されました。フランス人の妻と、フランスへ逃げのびることになりました。ハーネマンとホメオパシーは、フランスの人々に受け入れられ、大歓迎され、手厚くサポートされました。

 ホメオパシーの実践と研究は、フランスで躍進を遂げることになったのです。世界中のドクターが、フランスのハーネマンのところへやってきて、ホメオパシーの習得し、自国に持ち帰り、実践していきました。

 ホメオパシーは、ドイツ生まれのフランス育ち。ホメオパシーの開祖ハーネマンの墓は、フランスにあります。




5. レメディーって何だろう?

 欧米では、Medicine でないものを Remedy レメディーと呼ぶようです。ホメオパシーだけではなく、ハーブ療法のハーブやフラワーエッセンス、はたまた漢方薬も、レメディーと呼ばれます。

 ホメオパシーで使われるレメディーは、3000種類以上もあり、年間200種類以上がプルービングされ、増え続けています。植物、動物、鉱物、病原体など、この自然界にあるものが原材料になります。

 これらは、原物質では毒性の強い物がほとんどです。

 これらをすりつぶし、アルコールと水で薄め、本の上で叩くことを、何度も、何十回も、何百回も、何千回も繰り返して作られます。

 「薄めて叩くこと」を「希釈震盪(きしゃくしんとう)」と言います。

 例えば、試験管に1滴の原物質を入れ、100倍のアルコールと水で薄め、100回叩くという具合に希釈震盪し、それを繰り返します。希釈震盪の繰り返しにより、原物質は天文学的に薄められることになり、成分が1分子も検出されなくなります。

 そして、レメディーは無毒無成分なものになるというわけです。

 こうして作られた液体のレメディーを砂糖玉にしみこませると、砂糖玉タイプのレメディーが出来上がりです。

 レメディーの作り方は、ホメオパシーの開祖ハーネマンがしっかりと書き残しました。欧米には、国で認められたホメオパシックファーマシー(ホメオパシーレメディー製造会社)があり、ハーネマンの製法に従って厳密に作られています。

 欧米のホメオパシーレメディー製造会社で販売されているレメディーのタイプには、液体、砂糖玉、タブレット、ソフトタブレット、細粒糖とあります。現在、日本で販売されているレメディーは、ほとんどが欧米からの輸入品となっています。




6. ポーテンシーって何だろう?

 レメディーの希釈震盪(きしゃくしんとう)の比率を Potency ポーテンシーと言います。

 希釈震盪の繰り返しが多いレメディーは「高ポーテンシー」ということで、比較的少ないものが「低ポーテンシー」となります。

 一般的に、ポーテンシーが高ければ高いほど、エネルギーが強いとされています。

 原物質は、天文学的に希釈することで無毒化します。

 そして、ハーネマンは、希釈した物質に振動を与えることで、その物質の潜在能力が増大し、より効果的に作用することを発見しました。ハーネマンの往診カバンの中に入っていたレメディーが、移動によって自然に揺り動かされていました。こうして、振動させることの重要性が偶然にも見つけられたのです。

 一見、物質は薄められれば薄められるほど、その潜在能力も弱くなりそうです。しかし、ハーネマンは、それが逆であることを発見したということになります。

 物質を薄めると、その潜在能力が弱くなるのではなく、毒性の力が弱くなるだけです。ホメオパシーでは、物質の持つ毒性を必要とはせず、その物質が持つ毒の情報だけが欲しいのです。

 薄めるだけでなく、叩くことをプラスすることで、この情報の「潜在能力」、言いかえれば、物質の持つ活力が大きくなるというわけです。

 ポーテンシーのフォーム(単位)には、X、C、M、LMの4種類があります。

 Xフォームは、原物質を10倍に希釈し、10回の震盪をし、これを繰り返したもの。例えば、10倍希釈10回震盪を9回繰り返せば、9xというポーテンシーになります。

 Cフォームは、100倍に希釈し、100回の震盪をし、繰り返したもの。100倍希釈震盪を30回繰り返せば、30C になります。1Mは1,000Cであり、CMは100,000CMMでは1000,000Cのことです。

 最後のLMは、少し変わっています。LMは5万倍希釈を意味します。しかし、実際は、3Cを500倍に希釈し、さらに100倍に希釈し、100回の震盪をしたレメディーが、LM1です。




7. 病気とバイタルフォース

 ホメオパシーでは、病気とは「バイタルフォースの滞り」であると考えます。

 バイタルフォースって何でしょうか? 

 Vital Force バイタルフォースを直訳すると「生命力」です。言いかえてみると「生命エネルギー」といったところでしょうか。または、自然治癒力という日本語が当てはまります。

 はたまた、「病は気から」のに相当します。まさに、病気とは、字のごとく、「気が病んでいること」です。

 私達人間はもちろん、猫も犬も、地球上のあらゆる動物には、生命維持のためのエネルギーがなみなみと流れています。だからこそ、動き、歩き、仕事をし、笑い、生活を楽しみ、時には悲しんだりしながら、命がつきるまで生きていきます。生命体でない物体は、電気やら、ガソリンやら、人力やらの物質エネルギーを与えないと動くことができません。

 バイタルフォースは、いつ、滞るのでしょうか? 

 失恋して悲しい、仕事場で上司にしかられて悔しい、思い通りに事が進まなくてイライラ、忙しすぎて楽しくない、嫌いな人が近くにいて気分が悪い、テロに遭遇して怖い、馬鹿にされて腹が立つ、などなど、あらゆるネガティブな感情でバイタルフォースの流れは簡単に滞ってしまいます。

 でも、「こんなこともあるさ」とばかりに現実を受け入れ、起きてしまった嫌な事柄を受け止めて対処し、手放していけるなら、バイタルフォースの滞りは、すみやかに解消し、気の流れが元の健やかさを取り戻し、字のごとく、元気になります。

 しかし、いつまでも苦しみ、不安をかかえ、ストレスを持ち続けるのならば、バイタルフォースは滞ったままになり、自然治癒力が弱まり、心身が叫び声をあげ出します。

 つまり、症状が出てきます。

 皮膚の痒み、鼻炎、頭痛、肩こり、腰痛、胃痛、不眠、寝汗、ウツなどの症状が出てくるでしょう。

 また、バイタルフォースの流れは、外的な影響、例えば、飲食物の摂り過ぎ、嗜好品の摂り過ぎ、暑さ寒さ、化学薬品などでも滞ります。もちろん、怪我、事故、手術からも滞ります。

 ホメオパシーでは、「症状は病気の結果」であるととらえます。「症状の原因は病気」ということにもなります。「病気はバイタルフォースの滞り」です。

 症状の原因である病気は、目で見ることができません。しかし、症状が病気のパターン(模様)を探り出す手がかりになります。症状がなければ病気のパターンを見つけ出すことができません。病気のパターンを見つけられなければ、病気であるあなた全体に同種のレメディーを選ぶこともできないのです。

 心身の症状は、病気を治すための道しるべです。治ろうとしているサインなのです。せっかく心身がサインを出してくれているのですから、道しるべである症状を抑制することなく、症状の原因である病気のパターンを見つけ、病気であるあなた全体を治したいものです。

 地球上の生物すべては、自然治癒力という素晴らしい力を与えられて生まれてきています。自然治癒力は、自己免疫力とほとんどイコールだと思います。

 人も動物も、病気である自分全体を、自分自身の自然治癒力だけで治す力を、本来、持っています。

 ホメオパシーの同種レメディーは、病気である「バイタルフォースの滞り」に、本来の流れを取り戻すためのきっかけを与えてくれるものです。同種のレメディーを服用すると、自然治癒力が発動し、心身の問題を自らが解決し、症状が薄まっていき、最終的に病気が治るということです。

 自分を治すことができるのは、自分の自然治癒力だけです。

 ホメオパシーは、スイッチオフになっている自然治癒力を、スイッチオンにしてくれる療法です。




8. 急性病と慢性病

 現代医学において、病名や症状名の数は膨大です。しかし、ホメオパシーでは、病気は急性病と慢性病のたった二つしかないととらえます。

 急性病は、生きるか死ぬかの状態。これは少々大げさな表現ですが、病気であるバイタルフォースの滞りが急に発生した状態です。

 例えば、「腐りかけの食べ物を食べて、嘔吐し、下痢をする。」とか、「寒いところにいたら、風邪をひき、高熱を出し、咳がでる。」は、身近な急性病です。どちらの症状も、自然治癒力が正常に働いているという証拠を示しています。

 腐った物を体内に入れてしまったのだから、体は有害物質を外へ出そうとして、吐いたり下痢をしたりするのです。

 寒さで自然治癒力が弱められ、風邪菌やらウイルスが体に入り込み、増殖し、風邪をひきます。

 しかし、体内に入ってきた病原菌の力を弱めてやっつけようとして、体は熱を出すのです。自分で自分を治そうとするからこそ、下痢したり、発熱したりします。下痢をしなければ、その毒で死んでしまうかもしれません。発熱しなければ、菌は繁殖し放題です。

 急性病では、症状がとても激しく、すぐにそれとわかります。大切な家族と死別した時の深い悲しみなども急性病です。

 急性病は、ホメオパシーがすばやく確実に作用する状態でもあり、応急処置用ホメオパシー基本キットでのセルフケアで事足りることがほとんどです。急性病をホメオパシーでケアをすると、ドラマティックに治癒へむかうことを体験し、ホメオパシーの良さを知ることができます。

 調理中に包丁で指先を切って出血した時に、Arn. アーニカを一粒舌下服用すると、ぴたりと出血が止まります。

 歯科医で麻酔をかけて治療した後、Phos. フォスフォラスを一粒舌下服用すると、通常2時間は歯肉がしびれているものですが、30分後にしびれがなくなるのには驚きです。

 急性病へは、あなたの全体に同種のレメディーではなく、急な局部症状に同種のレメディーを選びます。

 慢性病は、慢性的な症状が継続している、または、同じ症状を繰り返す状態を言います。

 例えば、慢性肩こり、偏頭痛、めまいのような不定愁訴はもちろん、アトピー、喘息、花粉症、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、腰痛、ウツをはじめ、病名がついてしまうようなものはほとんど、ホメオパシーにおける慢性病です。

 病名がついていなくても、風邪をひきやすいとか、疲れやすいという体質のような状態をも、慢性病としてとらえます。

 慢性病は、バイタルフォースの滞りが定着している状態だと言えるでしょう。慢性病の始まりには、急性病があったはずと思われます。何らかの形で症状を抑制した歴史があったのではないかと考えられます。その抑制は、薬品による場合もあり、我慢という精神的抑制であったりするのかもしれません。

 このような慢性病の状態では、自然治癒力はなかなか発動してくれません。慢性病には、いよいよホメオパスの出番です。

 ホメオパスは、レメディー選択の道しるべである症状を分析検討し、慢性病下の自然治癒力を発動してくれるであろう同種のレメディー適切なポーテンシーを慎重に選びます。




9. 治癒の法則

 ホメオパスが選択した同種のレメディーを服用し、自然治癒力がスイッチオンされて、滞っていたバイタルフォースが流れ出すと、どのように慢性病が治っていくのでしょうか?

 ホメオパシーには、治癒の方向性の法則ヘリングの法則」というものがあります。

 ヘリングは、アメリカのホメオパスドクターであり、ハーネマンの弟子でした。ヘリングの法則は、ハーネマンの出版物の中で、ハーネマンによって発表されました。弟子の功績をたたえ、治癒の法則にその名をつけたのです。

 レメディーによって自然治癒力が発動し、治癒が始まり出すと、病気が出口へ向かう一定の方向性を持ちます。

 それを法則化したのがヘリングでした。ヘリングは、5つの治癒への方向性を発見しました。


体内か体外へ

 例: 手足の冷えと浮腫みがよくなってきたら、皮膚が痒くなり始めた。体内である腎臓から、体外である皮膚へ。皮膚からの排泄が始まったということ。


上から下へ

 例: 顔のアトピーが、腕と足に移った。頭から手足へ。体内毒を体の末端である手足に押しやっている。


心から体へ

 例: ウツ病の人が、風邪をひいた。心が病気の時は、体が病気になれない。心の病気から、体の病気へ。


重要な器官から、より重要でない器官へ

 例: 慢性的な生理痛がよくなったら、喉が痛み出した。生殖器から喉へ。喉を腫らし、痰で体毒を出して治していこうという営み。


病気が重くなっていった時と逆の過程へ = 逆順序の法則

 例: 喘息発作がすっかりとおきなくなったら、昔のアトピーが戻ってきた。現在の病気から過去の抑制した病気へ。


 治癒の法則どおりに症状が動き出したら、レメディーによりスイッチオンされた自然治癒力が、その人自身を治し始めていると判断することができます。